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2014 全日本選手権報告

 『1年の時を経て、戻ってくることの出来たこの決勝戦の舞台でしたが…あと1歩届きませんでした。』

賞賛

東京神戸両選手の讃え合う様子と表情が、直前まで繰り広げられた激戦を想起させる。

我が東京ブルーサンダースは、11月15・16日に兵庫県立但馬ドームで実施された「第16回全日本身体障害者野球選手権大会」に関東甲信越連盟代表として出場しました。決勝戦進出を果たしましたが、神戸コスモスにサヨナラで敗れ、悲願の日本一を達成することは出来ませんでしたが、2年連続の準優勝というチーム史上初の成績を挙げることが出来ました。皆さまからの今シーズンのご支援ご声援に対しまして、深く感謝申し上げます。以下、出場報告いたします。

 

中一週での但馬ドーム

 

「どうも!先日の世界大会はお疲れさまでした。大変なゲームばかりで…」

「いやあ!最後のアメリカのピッチャーの球(たま) めちゃくちゃ速かったですよ〜!!」

今回但馬ドームで一番最初に出会ったのは、北九州フューチャーズのキャッチャー岩男選手。黒塚選手や神戸コスモスの西原選手・鳴滝選手・宮上選手・吉田選手、広島アローズの渡辺選手・川本選手…顔を合わせた代表選手と次々にご挨拶のお声掛けをしているうちに

「あっ、お疲れさまです〜!」

いつものようにテキパキと実務にあたるブルサンのマネージャー・開田と言葉を交わし、その時

「ちょっと前に同じとこの同じような場所で同じような場面があったな…」とか考えてしまいました。それぞれの立場で世界大会を視察しておりましたが、今シーズンは世界大会と全日本選手権が中一週で続く日程。東京周辺はその中の週が雨にたたられたため練習がやむなく中止となり、他のチームの選手だけではなく東京ブルサンのメンバーとも、『但馬で会ってから但馬で再開!』という、フシギな状態となりました。

出陣

長田新監督(後方左)とともに、新生ブルサン但馬でスタート。

我がブルーサンダースからの日本代表メンバー・田中山﨑もそうでしたが、両選手とも、共に戦った代表メンバーと旧交を温めている様子が見られました。あの緊張感からわずか2週間での代表選手同士の穏やかな様子が“世界大会のエピローグ(結末)”の趣を感じさせました。市内の保育園児の皆さんの心温まる音楽劇上演もあってか、世界大会の開会式と比べると穏やかな様子で進んだ選手権の開会式でしたが、終了すると一変!但馬ドームが風雲急を告げます…開幕戦・春の全国大会王者北九州フューチャーズが、この秋の選手権に賭けてきた名古屋ビクトリーにリードを許し、敗れる展開が起こったのでした。この後の大激戦を予感させました。

 

スコアに表れない大接戦

 

「初戦から全力で行こう!」

開幕戦の展開を背にしてのアップゾーンでのミーティングで意思統一したブルサン。しかし、“但馬の魔物”はそうはさせてくれず、ブルサンも激戦に巻き込まれてしまいました。相手は最近では対戦の多い広島アローズですが、こちらの先発香野に対し「臨むところ!」とばかりに向かってこられました。初回裏、アローズの先発でもある城選手にレフト線を破られ、そのままホームランを許してベンチに不穏な流れが伝わると、打線も連鎖したかの様に、下位打線が作ったチャンスがつながりません…そして城選手の2打席目、今度はセンターに運ばれ2打席連続HRでアローズが逆転。「香野さんを目標に練習して、代表を目指せるようになりたい。」かつてのチームメイトに進化を見せつけた城選手でした。逆に苦しくなったブルサンを救ったのは、やっぱりこのふたり。劣勢のチームを盛り上げたのは“ショート田中”ピンチが続く状況でも、飛び出した相手ランナーを刺すクールな判断と、マウンドのピッチャーを守るという、ピッチャーだからこそ感じる熱い気持ち。そのリズムに乗って、リードを許した直後の4回表に右中間へ同点に追い付くHRを放ちました。

両エース

力投の香野と、その香野を攻守そして心で盛り立てたショート田中。

そして、相棒役の山﨑にも出ました!止まらずにつないだ下位打線を還す左中間を抜く逆転3ラン。財原・高橋の9、10番打者による巧いヒットも、この2発を誘発したと言えるでしょう。この回に大量リードこそ奪えましたが、最終5回裏にまた無死満塁のピンチを背負い、最後まで苦しみながらも逃げ切り、今大会の、そして長田新監督の公式戦の初戦を勝利で飾りました。

いぶし銀「

ブルサン打線を乗せ、爆発を呼んだのは財原(4)と高橋(17)の渋いヒット。

翌日の準決勝の相手は福島アクロス。“但馬の魔物”を味方につけて、初戦は7点差を逆転して勝ち残ってきました。前日は鳴りを潜めていた日暮や香野のバットから快音が響いて3回表まで7点をリードしましたが、ここからアクロスの驚異の攻撃が始まったのでした。先発田中の制球のズレを見逃さず、フォアボールを選び、野手の間に落とす巧打を連発。目の前の相手は、かつて、ブルサンを徹底的に苦しめたあの福島アクロスの姿でした。被災の苦しみから立ち上がり、但馬ドームに戻ってきた強いアクロス。リードもわずかに1点と迫られましたが、5回に田中が自ら意地のタイムリーを放ち、9-6と突き放して勝利しました。

ヤマ

山﨑の打球は、いつか但馬のフェンスを越える。

ただ、ベンチは田中の状態を心配します。当の本人は「どうもすみません。この際決勝までに作り直しますね!」と気丈に明るく語ってくれましたが…そして、ヒットは出るものの、タイミングのズレに悩む様子の山﨑へ

「ヤマ!あれこれ考えずに思いっきり振ってこいよ!一番若いんだから。」

「ヤマ!一番若いんだから今いっぱい考えて悩めよ。」

と、心優しき先輩選手たちがあべこべなメッセージで激励!?する中、若きホープはどんな答えを出すのでしょうか?

 

今シーズンの集大成 結実の決勝戦

 

「絶対イケル!打てますから!」

神戸コスモスとの、昨シーズンから続く2年連続の選手権決勝戦の先頭打者としての打席で打ち取られた山﨑でしたが、吹っ切れたのか?或いは何かを掴んだのか?自信を持ってベンチに帰ってきました。臆することなく立ち向かう姿勢、前回の決勝戦の状態のまま引き下がるわけにはもちろんいきませんが、「全日本は初舞台」の山﨑が、新たな空気を持ち込む予感がしました。しかし、歴戦の王者神戸コスモスは、早速決勝戦の主導権を奪いにきました。初回裏、田畑選手が右中間を深々と破るホームランを放ち、2点を先制しました。

インターバル

決勝戦はディフェンス勝負?臨むところ!

「チッキショー…」

自身の横への打球を破られた日暮が悔しげな表情でベンチに戻ってきましたが、ここまでは前回の決勝戦に似た展開。ここから成果を見せつける時です。日暮同様の悔しさはみんな抱いたはず。しかし、『ハートは熱く思考はクールに』を、まずは攻撃で実践したブルサン。すぐ次の2回表先頭の5番宮本が、神戸先発の佐々木投手の難しい球を上から巧く叩いてセンターへ運びチャンスメイク。その後1死1・2塁から、藤沢が高めに入ったボールを逃さずに右中間へと運び1点を返します。状況に応じた打撃の宮本、初戦から決勝へ状態を上げてきた藤沢。両者さすがのバッティングでした。

センターライン

センターラインを固めて挑む。

1点差のままゲームを運んだブルサンは3回の守備でも、ライト香野がヒットでセカンドを狙ったランナーを山﨑への中継で落ち着いて刺し、センター日暮が背後への打球に追い付き、外野守備からもゲームの流れを呼び込みました。内外野一体となってどの状況でも常に牽制し、コスモスの抜け目ない進塁に対応する姿勢も見せました。田中のピッチングからリズムを作ることが多い戦いぶりですが、この試合に関しては攻守でマウンドの田中を乗せていけたと言えるでしょう。4回5回と再三得点圏を含む複数のランナーを背負いながら、完全にエンジン全開の田中が空振り三振を奪い、打球を詰まらせました。配球・守備陣への指示・要所でのタイム、これらを含めてのキャッチャー大森のリードぶりも、白熱の決勝戦を演出しました。

リード

大会史にも残るであろうこの決勝戦を演出した、キャッチャー大森の好リード。

「練習してきたことを全部出そう!」

「ヤマ!大会最後の打席だ。振り切ってこい!」

ベンチの意思や、山﨑へのゲキが完全に一致した最終回7回表の攻撃。初回の自分の言葉をまさに実践する一撃を放ちました。レフト後方へ打球は一直線。ドーム最深部外壁を目前にして打球は失速しましたが、但馬ドームのフェンスオーバーを匂わせる驚異の当たりで2塁へ。続く石垣は得意の足を活かした当たり、間一髪アウトも山﨑を3塁へ進め、ここで香野。練習してきたこととは何?バッター香野とランナー山﨑が示してくれました。林前監督から長田新監督に引き継がれても、変わらずに徹底的に練習した「進塁打と走塁」打球処理したコスモスのファーストは、ホームに目をやった後、そのまま1塁ベースを踏みました。見栄えはしなくても、コスモスから全員でもぎ取った、結実の1点。山﨑・石垣・香野・すべてのブルサンメンバーが、心の底からの雄叫びを上げました。

常笑

常笑が上昇を招き、常勝への礎となる。

そして裏の守備。不運な当たりからの出塁を許した1死満塁の場面。監督コーチマネージャー、気が気でないベンチは指示を出し、声援を送りますが、その声は止みました。ベンチにも聞こえる、マウンド周辺の選手達の声、笑い声まで聞こえます。今は全日本の決勝戦・一打サヨナラのピンチ…でも、大丈夫だ!ベンチが確信した瞬間、マウンド周辺の円陣から

 

『せぇーのっ“JUMP!”』

 

高く跳び、円陣から散った選手達。東京ブルーサンダースが、新たな領域に足を踏み入れたと感じさせられたシーンでした。

ゆうしょう

表彰式直後、西原主将を先頭にコスモスメンバーがブルサンへ歩み寄り、両チーム全選手で健闘を讃え合う光景が長く続いた。

コスモス・吉田選手の打球が、無情にもサード石垣の足もとで跳ね、1塁ベンチから選手達が飛び出してきました。その瞬間を各ポジション・3塁ベンチから見届けたブルサン。去年の決勝で知った課題、今年の決勝で手にした新たな実感と戦い方、そして来たるべき来年の決勝では、自分たちが勝利、日本一を掴む。その道のりは既に始まっています。

 

記:山形重人

 

試合結果戦績

1日目 2014年11月15日 1回戦  ○  11-4  広島アローズ

2日目 2014年11月16日 準決勝 ○     9-6  福島アクロス

                    決勝戦 ●    2-3x 神戸コスモス 

ノーサイド2

身体障害者野球の歴史に残るゲームを、まだまだ創っていきたい。

大会全体の結果(日本身体障害者野球連盟 秋の選手権のページ)

東京から但馬へ、世界へ!

世界に響いた、青い稲妻

開会式

初出場のプエルトリコを含む世界5ヶ国が出場した世界大会。会場の但馬ドームも“初出場”

第3回、世界身体障害者野球日本大会が11月1日2日、兵庫県立但馬ドームにおいて、アメリカ、韓国、中華台北、プエルトリコ、そして開催国日本の5ヶ国が出場のもと開催されました。

 

第3代、身体障害者野球日本代表ナショナルチーム『不死鳥JAPAN』へ、我が東京ブルーサンダースからは、「田中寿明・背番号1」「山﨑晃裕・背番号7」が選出されこの大会に出場し、矢本総監督が運営・競技委員として携わりました。

 

大会は、初出場のプエルトリコが投打にケタ違いのパワーを見せつけ、アメリカがベースボールの母国としてのプライドを表し、アジア勢の韓国中華台北も過去2回出場の経験を糧に飛躍的なチーム力アップを見せ、世界大会史上まれに見る大激戦となりました。身体障害者野球の母国・日本代表も、得意のスモール・ベースボールで、王者として世界各国を迎えうち、結果3勝1敗で日本、アメリカ、プエルトリコの3国が並び、相互の勝敗は各1勝1敗、総得失点差によりアメリカが大会初優勝。日本は惜しくも届かず、世界第2位となりました。

 

ここでは、ブルサン2選手の活躍ぶりを中心に、大会の模様をご紹介します。

 

第1戦 日本代表10-2韓国代表

直前

開幕投手はエースの証明。前回大会の香野に続いて、今大会は田中が務める。

登板

身体障害者野球を始めてからずっと目指してきた日本代表のマウンド。最高の舞台へ

ok

1番大事な初回を抑えた!これでいけるぜ。

山﨑1発

田中の力投に応えた!同点の3回表、山崎の打球がレフトへグングン伸びる!!勝利を呼ぶ3ベース

山﨑1番

日本代表1番レフト ノッてるヤマちゃんが代表も乗せちゃう活躍。

 <背番号7 山崎晃裕>

(韓国戦2安打含む全打席出塁)

なかなかタイミングが合わないので納得は出来ませんが、1本目のレフトオーバーはボール1個分手元に引きつけていい当たりが打てました。(4打席目いい当たりも相手センターのグラブに触れ記録エラー、実質3安打?の質問に)まあ、それは…惜しかったですね(笑)

開幕勝利

世界を魅了した田中の素晴らしいピッチングフォーム。見事に開幕戦勝利投手。

<背番号1 田中寿明>

(開幕戦に先発し4回2失点で勝利投手!見事に重責を果たす)

三振も少なく調子は良くなかったです。開幕先発を伝えられ、緊張感を楽しもうと思いましたが、やっぱり普段とは違いました。代表ではコミュニケーションも取れ、楽しく野球させて頂いてます。(神戸コスモスの選手が主に使用する)関西弁も慣れましたよ(笑)

 

第2戦 日本代表10-0中華台北代表

希望

野球がしたいという障害を持つ人たちに、夢と希望を与える台北代表ピッチャー。日本打線も苦戦する。

第3戦 日本代表6-1プエルトリコ代表

ライトへ

ヤマちゃんが止まらない! 今度はライトへ2点タイムリー

右

皆さん間違いありません。打席にいるのは7番ライト田中です! 右打席から打球はセンター前へ

咲き誇れの横断幕を背に(山﨑)

ナイカバー

誇りを高く抱き、咲き誇る笑顔で!?全力プレー(田中)

第4戦 日本代表0-5アメリカ代表 閉会式

意地

最終回、山崎が立ち向かう

田沢投手

今大会に特別協賛を頂いたJX-ENEOSの野球部OB、レッドソックス田沢投手による講評

受賞

大会優秀選手賞を受賞した山崎だが、この時は悔しさでいっぱいのはず。リベンジを期すべく、ブルサンに戻ってリスタート。

 世界大会総評報告は日本身体障害者野球連盟HPへ

 

そして、我がブルーサンダースは、この但馬ドームの舞台で15日、16日と「全日本身体障害者野球選手権大会」を戦います。昨年に続く決勝進出、そして初の日本一を達成すべく、この日本代表の戦いぶりに刺激を受けつつ、精一杯戦ってまいります。ご支援ご声援、よろしくお願いいたします。

 

以下詳細です。

 

第16回 全日本身体障害者野球選手権大会

 

大会期間…11月15日(土) 16日(日)

大会会場…兵庫県立但馬ドーム

        入場は無料です。自由に入退場できます。

 

会場へのアクセス

山陰本線、江原駅下車。

新幹線京都乗換、特急きのさき号乗車、約2時間。新幹線新大阪乗換、特急こうのとり号乗車、約2時間20分。

江原駅前よりバス、神鍋高原・東河内行き乗車25分。「但馬ドーム」下車。200円

バスの本数は多くありません。タクシー利用の場合は3,500円程度かかります。バス時刻表

 

但馬ドームには駐車場もありますので、車での来場も可能です。

 

下記の詳しい情報についてもご参照ください。

 

但馬ドームホームページ

トップ  鉄道自動車等総合アクセス   今大会紹介ページ  お知らせ身体障害者野球

 

なお、今大会でのチームの戦いぶりや結果についてのご報告は、12月上旬にお知らせする予定です。

 

円陣
次は俺らの番だ! 天下を獲る!!
 

関東甲信越大会 優勝のご報告

 

東京の空へ

今年は、地元東京に 歓喜の瞬間が訪れる…

 

 

我が東京ブルーサンダースは、先ごろの9月20日・世田谷区において開催されました『ゼット杯争奪・第20回関東甲信越身体障害者野球大会』において、大会連覇となる優勝を達成することが出来ました。皆さんからの多大なるご支援ご声援に、深く感謝申し上げます。そして、来たる11月15日、16日・兵庫県立但馬ドームで開催されます『第16回・全日本身体障害者野球選手権大会』に、関東甲信越連盟代表として、2年連続9回目の出場をいたします。

6チーム

新加盟の千葉市川ドリームスター含む6チームが出場。帝京平成大学の学生さんに運営サポートを頂く。

大会連覇に向けて

「この大会を目標にして、チームを結成してここまで練習してきたんですよ。」

開会式を控えた中、関東甲信越連盟新加盟・大会初出場の千葉市川ドリームスター代表、笹川さんは感慨深げに話してくださいました。この後、ドリームスターは大会初勝利を挙げ、さらに大きな感慨を得ることになります。大会出場6チーム、それぞれの形で期するものを抱いて臨む大会。台風の接近で当日の開催が危ぶまれましたが、直前にして「時々晴れ」の天気予報に転じました。出場チームの期する思いが勝ったのでしょうか?

集合

準決勝に向けて、主将以下円陣のブルサン。アップ前だが左端の山﨑はもうエンジンOK!?

ブルサンが期するものは、当然「選手権決勝でのリベンジ、日本一を獲る」なのですが、そのためには、例年激戦の今大会を、連覇することが前提となります。高いハードルが控えますが、開会式前からナインにはリラックスムードが充満していました。

監督

選手の動きを注視する林監督が描く采配は?

1回戦が終了し、初戦準決勝の相手が長野佐久レッドスターズに決まり、グランド挨拶を終えたあたりから、徐々に引き締まったムードに変わっていきました。それでも、ゆったり感が感じられたのは、主催大会ではなくても、地元の東京の空気の中という理由もあったのでしょうか?石垣主将を中心に、円陣で初戦への入念な注意確認と意識統一が図られましたが、林監督からは「勝とうや!」の一言のみ。選手達の姿勢が試されます。

 

準決勝 対長野佐久レッドスターズ

捕手

準決勝大勝の立役者はこのバッテリー! もう奇手ではない、ハマってる捕手宮本。

大森投手

妻役にリードされた?抜群の投球リズムで抑えた大森

守備に就くメンバーにキャッチャー宮本の声が響く。そのフォーメーションでチームは試合に入り込む。「さあここだ、来い!」先発大森へコースを要求。大森はテンポよく投げ込み、ひとりの出塁を許すも短時間で初回の守りを終わらせたことが、裏の攻撃へとつながりました。先頭の宮本から、快心の当たりは出ませんでしたが、外野手の前に落とす、転がす、ボールを見極める、代走の好走塁、犠牲フライ…気づけば一巡後の2番山﨑の2打席目、今度は目の覚めるライナーが左中間のネットを直撃!これで8点目。ここから長打が続きます。しっかり守って、しぶとくつなぐ、そして突き放す。理想的な攻撃だけではなく、3イニングを無失点で抑えきった勝利こそ、快心のものでした。 

 

決勝戦 対群馬アトム

「今日は、直球も変化球もインコースのボールをうまく使えたのがよかったです。」(田中本人談)
この大会の決勝戦の舞台に必ず登場し、選手権切符をかけて毎年大接戦を演じる、宿命づけられたライバル・群馬アトムを3塁側に向かえた時も、今年に関してはブルサンの空気が、特に高まるというわけではなく、各選手が思い思いにウォーミングアップをしている印象でした。素振りをする選手、ストレッチをする選手…ゆったり構えていた選手たちがベンチ前に整列する時、ひとり、ガックリした様子でしかめっ面を浮かべながら列に加わる選手がいました。石垣主将です。
「ジャンケン負けちゃったよ・・・後攻です。」
ガクッときたムードのまま、挨拶のあと少し重めの様子で守備に散ったブルサンナイン。しかし、そのたった5分後、ナインはものすごく軽くて速い足取りでベンチに戻ってきました!その最後に、走る球で早めに追い込み、3者凡退に切った先発の田中が、ゆっくり歩いてきます。
先頭弾
群馬アトムの皆さんへの新入挨拶にしては鮮やかすぎる山﨑の先頭打者アーチ

 「チョットみんな!後攻で良かったじゃん!!」

軽快な守備の石垣主将。ゲンキンなキャプテンシーですが、まさにこの掛け声からチームに勢いが付きました。ここで打席に向かうのは山﨑。ルーキー・もちろん群馬アトム戦初登場ですが、小気味よいスイングから放たれた打球はセンターへ!次の瞬間、審判が手を回す。先頭打者ホームラン。挨拶代わりという言葉では足りない、インパクト絶大の一発。更に石垣出塁の後、3番香野もセンターへ。ホームラン2発で主導権を握った止まらないブルサン打線、打者一巡で6点を奪います。香野は2回に、今度はライトへ引っ張っての連発。ベンチの歓声が、次第に驚嘆の声へと変わっていきました・・・

大量リードの中でも、ブルサン守備陣がエラーで崩れることはありませんでした。守備から打線のリズムを作る、大会中の2試合を通して発揮した、何年もかけて培ってきたチーム力です。決勝では捕手に回った大森のリードに乗り、田中は内外高低、見事に投げ分け、4回をノーヒットピッチング。リードを9点に拡げた4回、藤沢が放った強烈なライナーが3ランとなり、最強ブルサン打線が完結するとともに、藤沢の1発が『田中の決勝ノーヒットノーラン』をも完成させたのでした。今年は、群馬アトムを堂々と破って関東甲信越を無失点で制し、昨年届かなかった日本一を期して全日本選手権に再挑戦します。

 

記:山形重人

落下
トップの誇らしげな胴上げシーンは定番の流れに…
MVP

決勝戦2打席連続本塁打。大会MVPは「今年は打のヒーロー」香野

 

試合結果戦績  2014年9月20日

 

準決勝 ○ 17-0 長野佐久レッドスターズ

 

決勝戦 ○ 12-0 群馬アトム

 

連覇

夕陽君(宮本選手次男)も選手一同も!?成長して但馬に戻る。今年は投攻守走バランスで勝負。

2014出場大会報告 関東甲信越大会へ

今年の東京周辺地域は、7月初旬から現在に至るまで、週末ごとにまとまった雨や、突然の天候の崩れに見舞われたりする状況にあります。我が東京ブルーサンダースにもその影響を受け、練習活動の中止や、荒天に伴う短縮を余儀なくされることもあります。そんな状況下にある中でも、悲願の全日本選手権初制覇を達成するために宿命づけられている、関東甲信越大会連覇に向けて、各選手がトレーニングやコンディショニング、チームとしても練習に励んでおります。

 

今季のここまでの、大会出場に関するご報告が遅れてしまったことについてお詫びいたします。ここで改めて、ご報告させて頂くとともに戦いぶりを振り返り、来たる大会に向けて、意識を高めて臨もうと思います。皆さんのご支援ご声援のお陰で、5月の全国大会準決勝進出、そして7月のドリームカップ大会では優勝・大会連覇を達成することが出来ました。深く感謝申し上げます。

 

第22回 全国身体障害者野球大会 5月17日18日 神戸市総合運動公園野球場(ほっともっとフィールド)他

 

ドリブル

連盟加盟を果たした千葉市川のメンバーと。記念の一歩を記し、それぞれの目標を目指す戦いが始まる。

 
≪1回戦 東京ブルーサンダース13-4仙台福祉メイツ≫
新星・山﨑全国デビュー! 立ち上がりの失点を自ら打って取り返し、投打で鮮烈なインパクトを与える。
 
山投
チョット緊張して2点先制許すも、名刺代わりの快速球で全国デビューを果たした山﨑
山打

打っても迷いないフルスイングでレフトへ。全国から世界へ突っ走れ

 ≪準々決勝 東京ブルーサンダース8-1福島アクロス≫

日暮の2塁打などで効果的に加点。先発の香野は1失点も5回を無安打で投げ切る。

 

福島戦

神戸のマウンドに“帰ってきたブルサンの1番”香野。守りのリズムも生んでノーヒットで完投。

称え

着実に被災前のチーム力を取り戻す福島。安斎選手と健闘を称え合う。

 ≪準決勝 東京ブルーサンダース2-7北九州フューチャーズ≫

両チーム6安打も、相手の効果的な長打で押し切られる。ブルサンにリベンジしたフューチャーズが優勝奪還する。

フィールド

序盤から攻守せめぎ合いが続いた準決勝

激走

石垣加速! リードを奪う展開。

攻防

低く! 強力北九州打線に対する大森のリード。攻防のあるホームベース上。

連携

悔しい展開でも『常笑』 この経験を活かす戦いはもうすぐ。

 

第11回 DREAM CUP 身体障害者野球大会 7月5日6日 裾野市運動公園野球場他

宣誓…

梅雨の雨が残る裾野球場での開会式。石垣の宣誓と右手が優勝を呼んだ?

≪交流戦 東京ブルーサンダース5-1伊豆市リトルシニア≫ 

喰らいつくリトルシニアに、最終回までリードを許し、何とか逆転・・・

伊豆戦

リトルシニアのキビキビした戦いぶりに、大人たちは追い詰められる。

 ≪準決勝 東京ブルーサンダース10-1静岡ドリームス≫

目を覚ましたブルサン。ホームラン・好守好走を呼んだのは“キャッチャー田中”

エースキャッチャー

ピッチャーだけではなく、守備陣をも的確にリードしチームを乗せた、今大会のヒーロー!

 ≪決勝戦 東京ブルーサンダース8-4名古屋ビクトリー≫

先制は許すも、逆転して大量リードを奪う。最後まで集中力を保って2年連続5度目の優勝を飾る。

攻撃開始

「タイミングだ!」 初回攻撃前にルーキー山﨑(2)に攻略法伝授(?)の石垣主将

 

得点圏

4点目の右前タイムリー。今季は特に勝負強いバッティングの日暮

可愛い人

大会連覇へチームを牽引した、左から田中・宮本・日暮。花束相応の可愛さ…相応の活躍ぶり!

 

関東甲信越大会は9月20日土曜日(予備日10月4日土曜日)世田谷公園野球場(東急田園都市線、池尻大橋駅下車。渋谷駅等近隣各駅からも路線バス多数あり)で開催されます。ブルーサンダースは準決勝より出場します。ご支援ご声援、よろしくお願いいたします。

 

集合マネ付

地元東京開催の関東甲信越大会。優勝目指して戦います。

 

ブル―サンダースfacebookに試合時刻を掲載。

日本一へ 春の全国大会に出場します。

決勝戦のリベンジは、この決勝の舞台でしか果たせない。

 

 舞台

 

我が東京ブルーサンダースは、5月17日・18日に神戸市において開催される『第22回・全国身体障害者野球大会』に出場いたします。身体障害者野球における、最も大きな規模を誇るこの大会の出場は、1997年度の第5回大会から数えて「18年連続18回目」となります。

昨年度のこの大会で我がチームは、チーム結成史上初めて、悲願の決勝戦に進出することが出来ました。その決勝戦では、長く身体障害者野球を牽引する「神戸コスモス」の厚い壁に阻まれ敗れましたが、全国大会準優勝の成績を収めることが出来ました。今大会は全国からの各出場チームによる巻き返しも予想される中、昨年の経験を糧に、1点を争う場面や、決勝戦の場面も想定してここまで練習に励んでおります。

併せて、今回のトーナメントでは、去る東日本大震災で特に大きな被害に遭われ、現在も復興に取り組まれている東北地区の代表チームと試合をすることが決まりました。東京ブルーサンダースが身体障害者野球に取り組み、活動できるることへの感謝の気持ちをしっかり持って、精一杯プレーしてまいります。

東京からですと遠方になりますが、会場へご来場いただき、ご声援いただくと共に、身体障害者野球というものを実際にご覧になり、知って理解していただける機会となれば幸いです。この2日間東京周辺でお過ごしの皆さんも、神戸方面へ少し気持ちを向けてお過ごしになり、ご声援いただければ嬉しく思います。よろしくお願いいたします。

 

以下詳細です。

 

第22回 全国身体障害者野球大会

 

大会期間…5月17日(土) 18日(日)

大会会場…兵庫県 神戸総合運動公園 (ほっともっとフィールド神戸及びサブ球場)

        入場は無料です。自由に入退場できます。

 

チーム予定

 

1日目  5月17日(土)

9:00  開会式(ほっともっとフィールド)

16:00  1回戦 対仙台福祉メイツ(サブ球場)

 

2日目  5月18日(日)

10:50  準々決勝 対龍野アルカディアと福島アクロスの勝者(ほっともっとフィールド)

13:00  準決勝 対トーナメント勝者(ほっともっとフィールド)

15:10  決勝戦 対トーナメント勝者(ほっともっとフィールド)

17:00  閉会式(ほっともっとフィールド)

 

※ 試合開始時間は、進行状況によって前後する場合があります。

  雨天の場合は中止、どちらか1日のみ開催となる場合があります。

  1回戦に敗れた場合は、2日目10:40より、会場近隣の若葉学園グランドで開催の交流戦出場となります。

 

会場へのアクセス

神戸市営地下鉄、総合運動公園駅下車、駅前改札右側にほっともっとフィールドがあります。球場右方向へお進みいただくと球場事務所があり、そちらの入場口から入退場が出来ます。1塁側スタンド入口からも入退場出来ます。球場事務所を越えてさらに先に進むと歩道橋があり、その渡った先の方向にサブ球場があります。駅からは徒歩15分ほどです。(駅から改札左方向へ進むと直接サブ球場へ行けます。)

球場には駐車場もありますので、車での来場も可能です。

 

下記の詳しい情報についてもご参照ください。

会場アクセスについて 

ほっともっとフィールド    サブ球場

日本身体障害者野球連盟 春の選抜全国大会のページ 

 

なお、今大会でのチームの戦いぶりや結果についてのご報告は、5月下旬にお知らせする予定です。

お知らせ

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