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第17回 関東甲信越大会の結果報告

第17回関東甲信越大会が、9月27日 群馬県伊勢崎市あずまスタジアムにおいて、関東甲信越連盟加盟の5チームが出場して実施されました。



第17回 関東甲信越大会

関東甲信越大会

 


連覇を達成できた、7月のDREAM CUP以降もチームは好調を維持し、8月の練習試合では打線がつながって攻守に万全の仕上がりを確認しました。本来の大会開催日は9月3日でしたが、各地に大きな被害をもたらした台風12号の影響のため順延。集中力を切らすことなく9月も練習を重ねて大会を待ちました。北九州フューチャーズ、神戸コスモスなど全国のトップチームに挑むべく『ワン・ツー・スリー』のスローガンに乗ってレベルアップに取り組んだ今シーズン。ただ、全日本選手権出場に向けて、乗り越えなければならないのが関東甲信越地区の各チーム。特に、毎年代表権を争う「群馬アトム」からの勝利を目指し、“アウェイの地”伊勢崎市に乗り込みました。



初戦の準決勝。相手は1回戦逆転コールド勝ちで勢いに乗る埼玉ウィーズ。対する我がチームもリラックスムードの中、集中力を高めて臨みました。バッテリーミスが目立った相手から着実に得点を重ねて2回で19得点。先発の大森監督が3回ノーヒットで完封しました。試合後のミーティングでは監督からバッティングについて確認の指示があった後、「守備については言うことナシです。ゴメン飛ばさせなくって!!」の“ドヤ顔指示”に選手達は苦笑いするしかなく・・・



その大森監督、ライバル群馬アトムとの今シーズンの決戦を前にした円陣でチームを鼓舞!「清く・正しく・美しく 堂々と自分たちの野球をやろう!」どこかの歌劇団で聞いたようなフレーズですが、そのウイットに富んだ指示に今度は選手達が心から笑い、気勢も上がりました。試合は初回から、チャンスとピンチを繰り返す息詰まる展開で4回まで両チーム無得点で進みました。そんな中でもベンチは女子マネージャーを中心に明るいムードを作り、守備につく選手も打球処理後、ベンチに手を振って応えるなど明るさと一体感が見られました。左腕エース田中はピンチに三振を奪う粘りの力投で進化を示し、レフト高橋も背後を襲う大きなフライ2本をキャッチするビッグプレイ!ピッチャーにも色気を見せた男ですが、昨年オフ以降「チーム一」の練習量に取り組んだ成果を決勝の大切な場面で発揮することができ、嬉しく思えました。



チームとして相手を攻略する打撃、スキを逃さず、一つ先の塁を奪う走塁を終盤に群馬が見せ、試合には敗れました。今の時点ではこの部分が、群馬が一枚上手でした。改めて明確化した課題に取り組み、10月に高砂市で開催される“ジャパンカップ”で、全国のチームに挑みます。

ご支援ご声援をいただいた方々に厚く御礼申し上げるとともに、大会の運営・広報にご尽力いただいた、群馬アトム以下運営スタッフの皆さん、大会共催各社の皆さんに、深く感謝いたします。

記:山形重人



第17回 関東甲信越大会

準優勝賞状

 


試合結果成績 2011年9月24日

準決勝 ○ 19-0 埼玉ウィーズ
決 勝 ●  0-8 群馬アトム